理解されないアレルギー


最近は、アナフィラキシーショックなどでかなり知られるようになった食物アレルギー。


ですが、昔はそんなものなかった。


この言葉も必ずと言っていい程、よく聞くものです。


花粉症も子供はならないなんて言われていましたが、幼稚園児だって花粉症の子は結構います。


昨日、人気ブログランキングのブログトピック(注目のトピック)にて、こんなトピを目にしました。



子供のアレルギーが凄い勢いで増えてるそうだが贅沢病だと思う

花粉症やハウスダスト、金属や紫外線など大人アレルギーはあるがエレベーターの普及で歩かなくなったり児童手当など子供が贅沢になってるのは否めないのでは?



このトピを見てショックでした。


何が言いたかったのかいまいち理解出来なかったけど、大人も子供もアレルギーは贅沢病?


それとも、大人のアレルギーは仕方ないけど、最近の子供は楽して児童手当も貰って贅沢になっているから贅沢病?


このトピ主はお子さんがいらっしゃらないのかな?
子供1人にかかる負担からすれば、児童手当なんて助かりはしても、決して贅沢の足しにはならないということを知らないとは…( ꒪⌓꒪)



贅沢と言えば、どちらかと言うと今よりずっと前、バブル期だった頃の話を聞くと、その頃の方がずっと贅沢だったのでは?と思います。


私はバブル崩壊後に育ってますが、バブル期の話を聞くと、ひたすらいいなぁと思うばかりです。


スマホ普及で家から出ないからとか、そーゆー事が言いたいのかなぁ…?



話は少し逸れましたが、私は今は大人です。


花粉症やハウスダスト、金属アレルギー持ちですし、紫外線はアレルギーではなくても、日光皮膚炎といって、長時間直射日光にあたると痒くなり、腕が蕁麻疹のようになってしまう為、夏でも長時間半袖で歩き回らないし、紫外線カットの薄いカーディガンを羽織ったりしています。


これは大人の私はしょうがない?
それとも更に昔の時代からすると、私がその贅沢な最近の子供に該当するのでしょうか…?



子供の頃は活発で毎日校庭で遊ぶような子でした。


ですが、小学生の頃、お友達の家の猫と遊び過ぎて猫アレルギー。
動物が大好きで色々飼っていましたが、犬、うさぎ、ハムスターもなど全部ダメになり、全体的動物アレルギーに。


中学生の頃、部活の大会で腕がボコボコになり、日光皮膚炎と言うことが分かり、その後ネックレスなどの金属に反応するようになったり、高校卒業した頃には花粉症で薬が必要になるくらいに酷くなりました。
※最近は薬飲んでませんが(*´ω`*)


今ではハウスダストやら口腔アレルギー症候群まであり、まさに超アレルギー体質です。



ちなみに生まれた頃はにはエレベーターもエスカレーターもありましたし、当然乗ってました。


小学生の頃から家庭用ゲーム機はありましたし、中学の頃にはPHSや携帯持ってるなどたしかに贅沢な暮らしだったかも知れません。





昔はアレルギーなんてなかった。周りでもそんな話聞かなかった。最近の子供は…
と言うのは本当に良く見聞きします。


私もそう思っていました。(贅沢だからとは思いませんが)


食生活の欧米化などさまざまな事を言われていますが、現在でもなぜアレルギーになるのかは原因不明です。



しかし、昔はアレルギーが無かった訳では決してありません。


かなり昔の時代もアレルギーはありました。


しかし食物アレルギーのアナフィラキシーショックなど、昔はアレルギーが原因という事が分からず、子供の突然死や、原因不明死などで片付けられてしまっていたのです。


それが最近になってアレルギーが原因だったという事が分かり、診断出来る医者が増えた為、また、アレルギーというものが広く知られる様になり、自分や自分の子供がアレルギーなのではないかと疑い検査をするようになった為、最近になってアレルギー患者が急増しているように見えるのです。


確かに昔より増えている事も事実ですが、子供が鼻水を垂らしていても、寒いからとか風邪だろうなどで気にもしていなかった時代から、もしかして花粉症かな?などと疑い検査をするようになったという事です。





まぁ結局の所、なぜこんなに贅沢病という言葉に反応してしまったかと言うと、アレルギーっ子の息子の食べ物にはかなり気を使い、食生活としては、周りよりかなり昔ながらの質素な物だから。


生まれながらにしてのアレルギー持ちは、親である私が贅沢をしていたせいなのだろうか…。


そして、贅沢しなければ治るものなのか、というところ。


そればっかりはまだ解明されていないので何とも言えない。


ただ、生活を見直すだけで治るものならとっくにやってる。


でも治るわけではない。


長い年月をかけて少しずつ負荷を加えて治療していかなければならない現状。


それでも治る保証もなし。


それを贅沢病だと一言でまとめられてしまうのは悲しいな…と思いました。




今回はかなり愚痴っぽい記事になってしまいましたが、やはり、まだまだ理解してもらえないものでもあるんだなと思いました。



食物アレルギー…
大きくなるにつれて、いつか治るといいなぁ(*˘︶˘*).。.:*♡




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